『銀鏡舞踏』



双子/スペイン/人買い/狂愛/耽美/ミステリー/R18
渓谷の上に佇む街で、一人の少年が逮捕された。罪状は放火殺人。とある貴族一家四名と、そしてその執事一名を手に掛けた罪である。 少年は逮捕以来無実を主張していた。しかし、刑事がひとつの名を出した時、態度を豹変させる。 刑事は問うた。 『君は、一体誰なんだ────』 大粒の雨が窓を打つ取調室にて、少年の〝告白〟が始まる。